筑波山移動運用 2021.06.12

無線通信業務
06 /14 2021
2021年6月12日(土)
およそ2ヶ月ぶりの筑波山移動運用。
降水確率0%。梅雨入り前の最後のチャンス。
JARL QRPクラブ主催「ミズホピコトランシーバーデビュー40周年記念QSO WEEK」が開催されるとのことで、久しぶりにピコ6Sを担ぎ上げました。
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9時15分ごろ、女体山山頂到着。
定点観測の女体山山頂から眺める男体山はご覧のとおり。
これだけガスに覆われている男体山は初めてです。

予定していた時刻の9時30分ごろ、CQ開始。
しかし、呼ばれません。Sメータの振れがいつもと違う…
この時点ではまだ気づけませんでした。おかしいなぁ…と思いながら、何度もCQを出すも空振りの連続。横浜市港南区さえずりの丘移動のJN1GIH局から「全く聴こえない…」との連絡があり、焦ります。
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いつもと違う…何かがおかしい…
アンテナを確認したところ、急に復旧。
ポケットDP・自作シュペルトップバラン・変換コネクタ・同軸ケーブル・変換コネクタでMX-6Sに給電していますので、これらのどこかで接触不良を起こしていたようです。しかし、どこが悪かったのか、まだ原因はわかっていません。
その間、何度もCQ出したりしていたので終段にダメージを与えてしまいました。
ただ、正常に戻ったようで、その後は各局からFBなレポートをいただきました。
少し心配ですけど、電波は出ているようなのでヨシとしましょう。
帰宅してからアンテナ系をテスターで調べましたが、異常なし。
今後も6mの運用にはこのセットを使う予定なので、注意したいと思います。

さて、仕切り直しのCQ1回目でJN1GIH/1港南区より呼んでいただきました。
1局目でMX-6Z←→MX-6Sの「2WAY-ピコ6QSO」が成立。「ミズホピコトランシーバーデビュー40周年記念QSO WEEK」に相応しい?スタートに(笑)。
その後もピコ6Z、ピコ6Sをお使いの局と交信。合わせて5局になりました。
このQSO WEEK、40局以上と交信してエントリーすると、抽選でピコトランシーバが当たるそうです。ただし、QRPクラブの会員限定。
また、規約はピコシリーズを使用していない局がエントリーすることを考慮されていないように思います。このあたりは(50周年記念…があるかどうかわかりませんが)改善していただけたらいいなぁ、と思いました。

それでも、ミズホピコトランシーバーデビュー40周年を祝して、ピコトランシーバーを使って、その薀蓄やJA1AMH高田先生との思い出を語ったりした時間は楽しかったです。1年以上、ピコ6Sの出番がなかったのですが、久しぶりに使うとピコ6の素晴らしさを改めて感じましたし、多くの根強いファンに親しまれ、今でも大切に使われていることが実感できました。
私は現在、ほぼ同じころに発売された、言わば「同期生」の八重洲無線FT-690を主力に使っていますが、これからは年に1度くらいはピコ6Sを使って電波を出していきたいと思います。
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20局QSOしたところで、お昼休憩...のつもりでしたが、終了となってしまいました。当初の目標は40周年なので40局でしたが、もう十分満足。
御幸ヶ原バーナーエリアに移動して、今回は日清食品「担々麺」。
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朝はガスで覆われていた筑波山でしたが、午後からは快晴に。
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14時40分くらいの男体山。

なお、今回はFT-290も担ぎ上げましたが、運用しませんでした。
万が一、Esが発生したら6mQRP移動運用は相手にされません。
2mはEsでのQSOがゼロではないものの、6mより頻度は少なそう。
この時期の山での移動運用に2mは向いているかもしれません。
ただし、暑いのは大の苦手。次はどうするかなぁ…
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大山移動運用 2021.04.24

無線通信業務
04 /26 2021
2021年4月24日(土)
久しぶりに伊勢原市の大山へ登りました。
大山山頂で2m SSBを運用するのが今回の目的。
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1年1ヶ月ぶりの大山。6時13分、登山開始。
ヤビツ峠には新しくレストハウスが出来ていました。
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早朝の登山は気持ちがいいですね。
人とすれ違うことはほとんどありません。
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木道が現れると、もうすぐ下社からの合流です。
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山頂付近が見えてきました。
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丹沢表尾根方面がキレイに見えます。
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いつもの富士山ビューポイント。例年の4月より雪は少なめ。
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下社からの合流地点。もうちょっとです。
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上社の鳥居。
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山頂到着は7時26分。登頂まで1時間13分。まぁまぁのペースですかね。
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大山から2m SSBで出るのは初めて。果たして呼んでいただけるのか?
FT-290+アローライン。出力2.5W。
朝早いのもありますが、10回以上も空振りCQ連発。
ようやく声がかかり、最初のQSOからは多くの方に呼んでいただきました。

※ただいま編集中

筑波山移動運用 2021.04.11

無線通信業務
04 /11 2021
2021年4月11日(日)
今日のテーマは「2mの移動運用」。
昨年末に導入したFT-290の増設は年明け早々に完了。
問題はアンテナをどうするか?でした。
真っ先に浮かんだのはサガ電子のアローライン。
FT-2082021
アマチュア開局5年目にして144MHzを追加。
そのときに中古のFT-208に組み合わせたのがAL-144Fでした。
ローカル各局と夜が明けるまでラグチューしたことが忘れられません。
当時は3kくらいで入手できたと思います。
アンテナマストに設置するにあたり、グラスファイバー部を補強。
Φ12mm程度の透明チューブを切り裂いて被せ、さらにその上にダイソーのケーブルチューブを巻きます。
アンテナマストにはビニールテープでグルグル巻き接続。これで完璧。
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6時24分、登山開始。このころは雲ひとつない快晴でした。
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おたつ石コース→白雲橋コースの合流まで29分。
睡眠不足+重い荷物でゆっくり登ったつもりでしたが、まずまずのペース。
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7時0分、国割り石到着。もう山頂には誰かいますね。
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7時15分、大仏岩を拝んで...
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7時22分、山頂到着。いつ眺めても美しい男体山の稜線。
これを見るだけで登る価値がありますよ!
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アンテナの設営は5分ほど。これぞお手軽運用の極意。
ちょっと木の枝の影響を受けるかも?まぁ、いいか。
2mFMはモービル運用をしたことがありますが、SSBの移動運用は初めて。
ちょっと...いや、とてもワクワクしながら、7時50分、CQ第一声。
2回ほど空振りして、3回目に東京・多摩市のOMからお声がけいただきます。
その後は立て続けに呼ばれ17局。順調です。

途切れたところで、CWロールコールに参加するため一旦休止してQSY。
相変わらずのマイクを握っての鍵打はたいへんです。
厚木市のキー局は579で入感。こちらには559のレポートをいただきました。
早くセミブレークイン回路を作らないといけませんね。

次にBCLロールコール。
こちらもキー局は厚木市。白山移動JN1GIH(ヨコハマAA815)局。
前回の白山開催(昨年11月15日)のときは3エレで臨みましたが、同じではおもしろくないので1Wハンディ機の付属ホイップアンテナでチャレンジ。
アルインコのDJ-R20Dと同じデザインのDJ-S40。
お団子マーク2~3で55のレポートを送りました。こちらは51。
前回は3エレ5Wで59-59でしたが、お手軽運用には十分通用。
フツーに交信できたことに十分満足しました。

続いて「おはようソラ友コール for DCR」。
運用地には7時半に到着。
一度、「ソラ福」と呼ばれる一番乗りを目指してみたいなぁ…と思っていましたので、今日はチャンス…と思ったのですが、あえなく撃沈。壁は高いですね。
その後、2mSSBの運用を開始し、合間をみてチェックインするはずが、なかなかできず、気がついたら終了のアナウンス!
慌ててコールして、何とかログの末端に書き留めていただくことができました。

10時8分より2mSSBを再開。12時35分の最終まで、SSBで合計47局と交信。
これだけできれば十分。各局ありがとうございました。
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ところで、この日は快晴の予報…だったのですが…
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9時ごろから雲に覆われ、日差しのないときは寒くて辛かったです。
「2mの移動運用」で、もうひとつの課題はデジタル小電力コミュニティ無線。
アローラインの効果を確認するのが目的です。
交信距離を延ばす、というよりはたくさん呼ばれることに期待しました。
12時46分開始。最終の13時47分まで10局からお声がけいただきました。
秩父郡東秩父村移動のサイタマAB128局は同じAL-144F使用とのこと。
初めてアローラインで運用した日に2way AL-144Fの交信ができました。
しかし、何度も空振りCQを連発。山梨県厳道峠から、かながわCG61にお呼びいただいていたことが後ほど判明。タイミングが合わなかったようです。残念。
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気がついたら14時。登山道ではバーナー禁止になったので、御幸ヶ原のバーナーエリア初利用。お湯を沸かしてカップラーメン!(笑)
温かいスープが冷えた体に沁みます。これぞ「至極の一杯」。

再び女体山側の運用ポイントに戻って市民ラジオとデジタル簡易無線を運用。
市民ラジオでは城山湖各局から立て続けに呼ばれました。TNX FB QSO!
同じ城山湖でも運用ポイントの違いで信号強度が変化。おもしろいですね。
デジタル簡易無線では久しぶりに板橋ロールコールへお声がけ。
栃木県宇都宮市開催ということでフルスケールで聴こえました。
今回、おはソラ、2mCW、BCL、板橋と4つのロールコールに参加。
山岳がこの日だったらなぁ…なんてことが頭の中にチラッと。

合計20局にお相手いただき、時計を見ると16時20分を回っています。
昨夜、睡眠時間が十分に取れなかったこともあり、ロープウェイの利用を決断。
16時40分の便に乗り込みます。イザというときの選択肢があるのはいいですね。

ただいま編集中・・・

筑波山移動運用 2021.02.28

無線通信業務
03 /05 2021
2021年2月28日(日)
今年第1回目の筑波山移動運用を敢行。
まさに「満を持して...」という感じです。

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快晴の筑波山。気温は約10℃。
日差しのおかげで体感温度は気温以上でした。
偶然の出会いを求めてSNSでの事前予告はしませんでした。

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6mのSSB/CWで21局と交信。
今回の吃驚!は岩手県大船渡市移動局との交信。
地図上で筑波山-大船渡市は最短で345km。RSは55-55。
相手局は50W+6エレ。私はFT-690の2.5W+DPです。
GWで岩手県。相手局の設備に助けられているのはもちろんですが、こんな感動は一昨年の富山市との交信以来。
伝搬ルートの半分くらいを海上通過。これが有効だったかも?

電信で3局。ブレークイン回路のないFT-690でのCW運用はちょっとたいへんですが、アウトドアで電鍵を叩くのもいいものです。
長くなると疲れるので少しだけ。十分満足しました。
FT-690/290用のブレークインユニットを製作したいと思います。

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午後から市民ラジオ、デジタル簡易無線、デジタル小電力コミュニティ無線を運用。途中、女体山側から男体山側に移動して合計50局とQSO。
初めての方にたくさんお相手いただきました。
一方で、お久しぶりにおつなぎいただく方も多かったですね。
デジタル小電力コミュニティ無線でのシズオカAL330局、伊豆半島遠笠山との交信(177km)は、今のところLCR自己最長交信距離です。
16時40分のロープウェイで下山。駐車場を出てからも車を止めてDCR。
すっかり日が暮れてしまいました。
朝から日没まで無線三昧。また近いうちに行きたいと思います。
お相手いただきました各局にお礼申し上げます。TNX FB QSO!

ついに開局40周年!

無線通信業務
01 /14 2021
2021年1月14日(木)
今日は「とっとりU42」の開局記念日。開局40周年です。
無線を通じて、毎年少しずつ新たな出会いがあります。
もちろん、人生は無線だけではありません。
無線活動を通じて、人生の「潤い」をもらっている...
云わば「潤滑剤」のようなものです。
一部は過去に書いた記事からの抜粋ですが、40年前を振り返ります。
20210114-01

【免許申請】
その前年(1980年)の年末からお正月にかけて大寒波が襲来。
時は昭和56年。「56豪雪」と呼ばれるほどの大雪が降りました。
12月30日、大雪が降り積もる中、地元の郵便局へ。
収入印紙を買いに行き、無線局免許申請をしました。当時の申請料は4000円。
少し前までは2300円だったということで、物価上昇が際立った時代の印象。
高校(高専)1年生にとっては決して安い金額ではありませんでした。
免許の日は1月14日でしたが、自宅に証票・免許状が届いたのは1月31日。
申請から免許到着まで、1ヶ月ほど要したことになります。

【1st-QSO】
免許を受けた当初、周囲に交信相手は殆どいませんでした。
初めての交信は「しまねAE97局」。松江市の局でした。
当時、市民ラジオは中高生に流行していましたが、しまねAE97局は私の父親くらいの年齢の方でした。
中海を挟んでの海上伝搬。対岸からの信号は強力でした。
交信できたときはとても嬉しかったです。
QSLカードを交換しましたが、残念ながら行方不明。
捨ててはいないはずなのですが・・・

【1981年1月当時流行していた歌謡曲】
印象に残っているのが、
・「街が泣いてた」(伊丹哲也 & Side By Side)
・「恋人よ」(五輪真弓)
・「愛はかげろう」(雅夢)
どうも寂しげな曲が多いようです(汗)。
これらの曲を聴くと、開局当時を思い出します。

さらに、範囲を1981年にリリースされた曲に広げると・・・
・「春咲小紅」(矢野顕子)
・「まちぶせ」(石川ひとみ)
・「夏の扉」(松田聖子)
・「ロンリー・ハート(Lonely Hearts)」(クリエイション)
・「守ってあげたい」(松任谷由実)
・「ハイスクールララバイ」(イモ欽トリオ)
・「少女人形」(伊藤つかさ)
・「風立ちぬ」(松田聖子)
・「悪女」(中島みゆき)
・「完全無欠のロックンローラー」(アラジン)
などが挙げられます。
ここで、特別企画「開局40周年記念クイズ!」
上記10曲のうち、私が保有しているシングルレコードが2枚あります。
その2枚はどれでしょう?
3名様に開局40周年スペシャルQSLカードを差し上げます。
ご応募はコメントにてお願いします。応募者多数の場合は抽選。
ただし、応募資格は過去に市民ラジオで交信実績のある方に限ります。
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この写真は大ヒントですよ!

それにしても、途中に数年の休止期間がありながらも40年もの間、趣味として市民ラジオを続けるとは思いませんでした。
昭和末期の岡山県在住時代。第二級アマチュア無線技士を取得して100W局を開局、海外QSOにも注力しました。
そんな私に、市民ラジオの「おもしろさ」を説いたローカル局。
おかやまBK10局との出会いがなければ、今の私はないかもしれません。
残念ながら彼は、10年以上前に若くしてサイレント・キーとなってしまいました。今、彼がいれば、きっと岡山各局の中心的存在になっていたことでしょう。
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無線という趣味は、交信相手となる無線仲間がいることで楽しめます。
無線を始めたころからのお付き合いのある方、そしてこれから出会う方。
これからも無線交信を通じての「一期一会」を大切にしたいと思います。
何卒よろしくお願いいたします。

Tottori U42

1981年1月14日開局。BCL、市民ラジオ、アマチュア無線(JE4OFK)、特定小電力、デジタル簡易無線を楽しんでいます。鳥取県出身。神奈川県在住。現在、茨城県に単身赴任中。湘南平を拠点に、丹沢、大山、筑波山などで運用しています。